シトリンが太陽光浄化OKな理由
こんばんはです(^-^)
花林
はじめまして。
シトリンとは、水晶の中に鉄イオンが含まれており、それが地熱で温められると黄色に変わってシトリンとなる、という事は紫乃女さんのコラムを読んで理解しました。
また、アメジストにも鉄イオンが含まれており、人工的に加熱するとシトリンのような黄色い色合いになるので、偽シトリンとして販売されていたりすることも理解しました。
その上で浄化法についてなのですが、コラムでは
「シトリンの太陽光浄化は全然問題なし!」
「しかし、熱加工によるシトリンは退色する恐れがあるので太陽光浄化はダメ」
とあったのですが
アメジスト→加熱→熱加工シトリン→もっと加熱→退色となるならば、鉄イオンが地熱によってシトリン→太陽光浄化→退色?となってしまうのではないか?と思ってしまうのです。
要するに、成分はほぼ同じなのに、アメジストでは太陽光浄化はダメなのになぜシトリンは太陽光浄化はOKなのかちょっと理解できなかったのです。
検索して調べても、様々な説があってはっきり分かりませんでした。
よろしかったら、もう少し詳しく教えて頂けないでしょうか?
宜しくお願いいたします。
Date: 2006/07/09/00:53:09 No.1354
Re:こんばんはです(^-^)
紫乃女
「もう少し」詳しくですか・・・(^_^;)困ったなぁ。
了解。出来るだけ「もう少し」の範囲で留まるよう努力しながらお話してみますね。
この世にある物質全ては、いろんな「元素」というものから成り立っているのですが、ある元素がその元素の1つの原子または他の原子とくっつくことが出来る(専門用語で「結合」と言います)一価の原子の最大数、またはその元素の1つの原子が置き換えられる最大の数のことを「原子価(valence)」と呼びます。
つまりまぁ平たく言うならば、ある原子が何個他の原子と手を結び合えるかという、その数値を「原子価」というわけです。
Date: 2006/07/09/01:57:32 No.1355
Re:こんばんはです(^-^)
紫乃女
で、アメジストのあの紫色は、珪素を置換した微量の鉄イオンによるものなんですよ。
別の言い方をするならば、アメジストの中に含まれている鉄イオンに、天然の放射線が照射されたことにより、アメジスト内の鉄イオンの原子価に変化が起こって紫色になっているということです。
つまりまぁ分かりやすく言うならば、その鉄イオンの状態は不安定だってことなのですよ(^_^;)
そのような「不安定な鉄イオン」を含んでいるクォーツに対して紫外線を過度に照射すると、鉄イオンの状態が通常に戻ってしまいます。通常に戻ればシトリンの色になるだけです。シトリン内の鉄イオンはアメジストに比べれば安定しておりますのでね。
で、アメジストに対してあたしが小うるさく言うのは、アメジストは紫外線だけでなく、熱によっても退色するからです。
最終段階ではなんと透明なクォーツになってしまいます。これは実際に体験しておりますので自信を持って言えますね( ̄▽ ̄)b
シトリンだから(つまり鉄イオンの状態が安定しているから)どんどん加熱していいというわけではありません。太陽光の聖別も流水聖別も香やオイルによる聖別も、「過ぎたるは及ばざるがごとし」であることには変わりはないんですよ。
ただ、シトリンを聖別するために太陽光に当てることと、アメジストを聖別するために太陽光に当てることとでは、その両者における退色の危険性は、アメジストのほうがはるかに上です。
そして聖別するために何日間もかんかん照りの太陽の光にシトリンを当て続けるおばかさんもいらっしゃらないでしょう(⌒▽⌒)
聖別する程度の太陽光であれば、シトリンはまず大丈夫だと思われます。
アメジストは危険です。不安定なんですから。
ま、おっしゃるとおり、シトリンだろうがアメジストだろうが、どんどん加熱してゆけば、最終的には透明なクォーツになると思います。天然シトリンは希少なので、これは実験しておりませんが(^_^;)
だってもったいないやん。
なので「ほどほどに」聖別なさるようにお願いします。
Date: 2006/07/09/01:57:52 No.1356